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Author:チスイ

ハイデリンに住む一職人で一冒険者
今日も愛用の道具を片手にまったり世界を駆けぬけます。

 

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【FF14】チスイのジョブ遍歴 黒魔導士になった理由【職人の冒険秘話】

 

 

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「ん〜〜〜〜!」

 

 

今でも慣れない書類仕事にひと段落を付けて大きく伸びをする。武器や道具を持っている時の方が気が楽なのは確かだけれど、こういう事もやれる範囲でやってくれとカルルさん始め社員達に厳命されているので仕方ない。

 

そうでなくてもボクに回ってくる書類の数をできるだけ減らそうとしてくれている事も知っているので、やらないわけにもいかないんだけど。

 

「ちぃた〜ん!終わった?」

 

すっかりプライベートモードのココンちゃんから名を呼ばれて顔を向ける。来客用のソファーには社員の1人、ココンちゃんが「聞きたい事があるから」とボクの書類仕事が終わるのを待っていた。

 

仕事の時は「社長」って呼び分けるんだから器用な子だ。プライベートな呼び方をするという事は聞きたい事があるというのはプライベートな内容だと言う事だろうか。

 

昔はよく冒険譚を聞かせてとせがまれたけど社員になって自分も冒険者になってからはそういう機会もめっきり無くなっていったから少し懐かしい感じもする。

 

「お待たせ。ようやく片づいたよ」

「お疲れ様です!」

 

ボクはココンちゃんが座るソファーの向かいに移動しながら尋ねる。

 

「それで聞きたい事って何かな?」

 

「ちぃたんって戦う時色々な武器を使うじゃないですか?あれってなんでなのかなと思って」

 

ココンちゃんは言葉を選ぶようにしながら質問をするその仕草は昔のままだ。

 

「どうしてそれを?」

「私の知っている限りでも、黒魔導師、学者、暗黒騎士、戦士と武器を持ちかえて戦っていると思うんです。でもいざ私も冒険に出るようになってみたらそういう人ってあまりいなくて……それにちぃたんの話を聞くとそれぞれの地域や場所で使っている武器が違うような印象があって……それで気になったんです!」

 

ココンちゃんの動機は至極単純だ。気になったから知りたい。それだけのようにも思えるが、まだ本音を言っていない気がした。

 

「本当にそれだけ?」

「うっ……ちぃたん、鋭すぎです」

 

ココンちゃんはボクの踏み込みに気まずそうな顔をする。やはり何か他にも理由があるらしい。

 

「私はウルダハで育って、身近だからと剣と盾を取ってちぃたんにも教わって今も剣で戦ってますけど、私もちぃたんみたいに色々な武器を使えた方がいいのかなって考えてて」

「なるほどね」

 

ココンちゃんにとっては冒険者としてイメージする最もな対象はボクだろう。幼い頃から知っていて長い時間を共に過ごしてきたからこそ、ココンちゃんにとってボクが1つの基準だった。

 

でも実際に冒険者になってみたらそれはあまり一般的ではない事を知って驚いて悩んでいる。そんな感じなのかな。

 

「そういえばココンちゃんにもなんでその武器を使うようになったかって話した事なかったかもね」

 

幼い頃にココンちゃんにせがまれる話はいつも冒険の内容が中心でそこまで深く突っ込まれた事もなかったから特に考えもしないで話していたと記憶している。確かに思い返してみれば話として聞くにはあまりにもバラバラだ。

 

「それじゃあ順にボクがその武器を持つようになった理由でも話していこうか」

「お願いします!」

 

もしかしたら話を聞かせてもらえないのではと思っていたのか曇っていたココンちゃんの顔が一気に晴れる。表情に出やすいのは相変わらずかな。

 

「ココンちゃんにはボクが冒険を始めるきっかけになった話はした事があったよね?」

「うん。エオルゼアに来て助けられて弓を渡されたって話!あれ?」

 

自分で答えて自分で首を傾げるココンちゃん。

 

「でもちぃたん、今は弓を使わないですよね?ちぃたんにあまり弓のイメージないです」

「一応使うんだけどね、利用頻度は高くないかな」

 

そう答えながらボクは順に振り返り始めた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

ボクは弓を持って冒険を始めたわけだけど、最初の頃は何も問題なかったんだよね。

弓術士ギルドに出入りして弓の扱いにも徐々に慣れてきて、黒衣森を冒険してた。功績をあげてカヌエ様に認められてウルダハやリムサ・ロミンサに出入りするようになってからもしばらくは弓で冒険を続けていたんだ。

 

 

各都市に出入りするようになってボクは弓術士ギルド以外にもギルドがある事を知ったんだ。グリダニアには、弓術士ギルド以外にも幻術士ギルドと槍術士ギルドがあったのは知っていたけど、その他にもリムサには斧術士ギルドと巴術士ギルドが、ウルダハには拳術士ギルドと呪術士ギルド、それとココンちゃんが出入りする剣術士ギルドがあるよね。

 

それを知った頃のボクは既に弓術士ギルドのマスター、ルシアヌさんの推薦で冒険者ギルドから他ギルドへの出入りを認められていたけど、ボクは採集系のギルドと製作系のギルドにはすぐに加入したけど戦う為のギルドにはしてなかったんだよね。

 

もちろん、製作系のギルドそれぞれで受ける学びの時間が必要だったのもあったけど、当時のボクはまだそこまで冒険に熱心じゃなくて、最低限戦えればと思っていたんだ。

 

でも冒険者としても功績をあげていたから受ける依頼がどんどん難しくなっていってね。

 

そんなハンパな状態で挑めるものじゃ無くなっていったんだ。

 

それでも冒険者は信用が命。なんとか依頼をこなそうと懸命に戦ってた。でも正直自分の弓じゃ通用しないのでは?といつも怯えていたよね。

 

でもそんな時、冒険者ギルドからの依頼で他の冒険者と一緒に冒険する機会に恵まれたんだ。もちろんそれまでもなかったわけじゃないんだけどね。

 

その依頼でボクは完全に足手まといになってしまったんだ。依頼自体は他の冒険者の力でちゃんとこなせたけど正直完全に自信を無くしてた。

 

 

そんな様子を見ていたからかな、その時同行した冒険者の1人が話を聞いてくれたんだ。

それで話をしているうちに、他の武器を試したらどうかって事になった。

 

それでその人の出身地だったウルダハにある呪術士ギルドを勧められたんだ。

 

恥ずかしい話、当時のボクは逃げ出すようにして呪術士ギルドに入ったと言ってもいいと思う。

 

でもそれが転機だったんだよね。

説明を受けて初めて魔法を唱えてみたらいとも簡単に出来てしまったんだ。

 

呪術士ギルドでも驚かれたよ。幸い冒険者として加入には何も問題なかったからボクはそのまま呪術士ギルドに出入りするようになったんだ。

 

もちろん最初は受ける依頼のレベルを下げて少しずつ経験を積んでいった。でもなんとかしなきゃって懸命になりすぎてた弓を握った時と違って、職人としても少しは仕事を貰えるようになってたから心に余裕があったんだよね。

 

あっという間に呪術士としての基本を身につけて偶然の出会いから黒魔導士にもなったんだ。

 

それからの冒険は長く杖を手にして行っていたかな。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

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